皆さんは『竜とそばかすの姫』という映画を観たことがありますか?
あの『時をかける少女』や『サマーウォーズ』という人気作を作った監督”細田 守(ほそだ まもる)”さんの最新作の映画です。
2021年7月16日に公開されました。
その『竜とそばかすの姫』が9月23日に、金曜ロードショーで地上波初放送されます!
そこで今回は竜とそばかすの姫が金ローで地上波初放送!あらすじと見どころ・感想をネタバレあり/なしで紹介していきます!
『竜とそばかすの姫』について
#竜そば 見てきました!
感想:良かった点↓
・歌、映像に関しては鳥肌が立ちっぱなしなほど素晴らしい!
・アニメ映画がここまで来ていることに驚かされっぱなしの2時間でした!
・映画内の仮想世界が現代感があって、コレは流行るし今の人達が見たらかなり、ビビらされると思う! pic.twitter.com/0szhPTXPgD— ぬん! (@nun___nun__nun) July 17, 2021
まず最初に『竜とそばかすの姫』がどんな作品なのかを紹介していきます。
『竜とそばかすの姫』では主人公が仮想空間の世界で歌姫として歌います。
皆さんはこの歌ってる人が誰か知っていますか?
答えは本記事を読み進めていくと分かりますよ!
では『竜とそばかすの姫』がどんな作品なのか、作品解説と歌ってる人は誰?を紹介していきます!
1.『竜とそばかすの姫』~作品解説~
『竜とそばかすの姫』は日本のアニメーション監督”細田 守(ほそだ まもる)”さんの長編アニメーション映画です。
制作したのは”スタジオ地図”というアニメーション映画制作会社です。
スタジオ地図は2011年に細田 守さんと”齋藤 優一郎(さいとう ゆういちろう)”さんというアニメーションプロデューサーの方が設立した株式会社です。
2021年7月16日に公開されました。
興行収入は66.0億円と、細田 守さんの監督した作品の中で1位の興行収入を記録しています。
2022年1月に第45回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞しています。
2022年3月に『竜とそばかすの姫』の音楽スタッフが、第45回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞しています。
2.歌ってる人は誰?
歌っている方は”中村 佳穂(なかむら かほ)”という女性のシンガーソングライターです。
中村 佳穂さんは歌だけではなく、主人公”内藤 鈴(ないとう すず)”の声も担当しています。
声優としての仕事は初となります。
中村 佳穂さんが歌う劇中歌は全4曲あります。
- 『U』
- 『歌よ』
- 『心のそばに』
- 『はなればなれの君へ』
『竜とそばかすの姫』~あらすじ①~
先ほどまでは『竜とそばかすの姫』の作品解説と歌ってる人は誰?を紹介しました。
細田 守さんの作品の中で興行収入1位の作品だったとは驚きましたよね!
去年公開されたということはコロナが蔓延して、客足が遠のく時期でしたよね。
それなのに歴代の興行収入を上回って、アカデミー賞を獲るなんて凄いですよね!
では次に、そんな凄い作品である『竜とそばかすの姫』のあらすじ①を簡単に紹介していきます!
1.歌うことができない女子高生”内藤 鈴”
高知県の田舎に住む”内藤 鈴(ないとう すず)”(CV:中村 佳穂)は、地味でそばかすが目立つ普通の女子高生でした。
鈴はあることが原因で歌うことができなくなっていました。
その原因とは、鈴の幼い頃に母を亡くしたからでした。
鈴の母は氾濫した川の中州に取り残された子供を助け、帰らぬ人になっていました。
鈴は母に歌うことの楽しさを教えてもらい、歌うことが大好きでした。
しかし、その楽しさを教えてくれた母が亡くなったことにより、歌えなくなっていました。
そして鈴は、どうして母が自分の危険を省みず子供を助けに行ったのか分からないままでした。
2.”U”の世界へ・世界の歌姫”Bell”の誕生
ある日、鈴の親友”別役 弘香(べつやく ひろか)”(CV:幾田 りら)からあるアプリを教えられました。
そのアプリは”U”といい、超巨大なインターネット空間の仮想世界にダイブすることができるアプリです。
鈴は歌うことができない自分を変えるために、名前を”Bell”と決めてUの世界にダイブしました。
Uの世界に来たBellは自分が歌えることに気づき、批判されながらも歌い続けました。
最初は批判が多くありましたが、Bellの歌声に周りの人達はどんどん魅了されていきました。
そして、世界の歌姫”Bell”として一躍有名になりました。
3.謎の”竜”と自警団”ジャスティス”
ある日、Bellは遂に1億人規模の大型コンサートを開くことになりました。
会場は満員御礼となり、Bellの華やかな登場に会場は大盛り上がりでした。
しかしその会場に突然、背中に多くの痣を持つ謎の”竜”(CV:佐藤 健)が現れました。
そしてその竜を追うUの自警団”ジャスティス”と、そのリーダーの”ジャスティン”(CV:森川 智之)も現れました。
ジャスティンはUの平和を脅かす竜を許さなく、Uでの姿を現実の姿に強制的に変更する”アンベイル”ができる装置で竜の正体をさらそうとします。
ですが、その竜の圧倒的強さにジャスティスのメンバーは次々とやられていき、竜は会場から去りました。
『竜とそばかすの姫』~見どころ~
先ほどまでは『竜とそばかすの姫』のあらすじ①をで紹介しました
重要なネタバレなしでのあらすじなので物語の序盤を紹介しました。
※ここから先のあらすじは下のあらすじ②(ネタバレあり)をご覧ください。
普通の女子高生が世界の歌姫になるのは、女子が憧れるシチュエーションの1つですよね!
では次に、その『竜とそばかすの姫』の見どころを紹介していきます!
見どころ①~鮮明に描かれた舞台~
ここ竜とそばかすの姫の聖地だったみたい!そのまんまだ😭 pic.twitter.com/KVWdPhS02S
— ぶろんず (@bronze_bbb) September 13, 2022
まず映画を観て最初に驚くのは、舞台の鮮明さです。
『竜とそばかすの姫』の舞台となったのは高知県です。
その高知県の各地が、映画の中で鮮明に描かれています。
もはや写真かと疑うレベルの鮮明さです!
『竜とそばかすの姫』が大ヒットしたおかげで、この高知県に聖地巡礼として多くの人達が観光にやってきました。
そしてやってきた多くの人達が実際の舞台を見て、映画の鮮明さに改めて驚きました。
なので、舞台も注目して映画を観ることをおすすめします!
見どころ②~BellのLIVEシーン~
#竜とそばかすの姫 #竜そば
Belle pic.twitter.com/Ph6KbvCjIv— トジマリ (@MeAndMe1948) August 6, 2021
BellのLIVEはこの映画で1番の見どころです!
中村 佳穂さんの圧倒的な歌唱力を映画で表現しています。
Bellが歌う劇中歌は全4曲あります。
その中で特に感動するのは、この映画の終盤のLIVEで歌う「はなればなれの君へ」です!
この終盤のLIVEは鈴がある1つの想いで歌います。
その想いがUで聞いていた全ての人の心を感動させる名場面となりました!
『竜とそばかすの姫』~あらすじ②(ネタバレあり)~
先ほどまでは『竜とそばかすの姫』の見どころを紹介しました。
謎の”竜”の正体は一体誰なのか?
そして物語の終盤、Bellのある1つの想いを込めたLIVEとは?
その答えを含めたあらすじ②を簡単に紹介していきます!
※ここからは重要なネタバレを含んでいますので、読まれる方は自己責任でお願いします。
4.”竜”との交流
竜の乱入により、Bellのコンサートは中止となりました。
Bellは竜のことが何故か気になり、竜が住むと言われる”竜のお城”を探し出しました。
その城で出会った竜に「出ていけ!」と言われ、Bellを追い出そうとしました。
しかしBellはその時に、竜が小さな”天使”を大切にしている場面を目撃しました。
Bellは竜が悪人でないことに気づき、拒絶されながらも交流を深めていきました。
そして竜はBellに対して、次第に心を開いていきました。
5.迫りくる竜の危機
竜と交流していくうちに、現実の鈴は少しずつ自分に自信が持てるようになりました。
友達の恋の相談を受けて、解決へと導くことができました。
しかしその時、幼馴染である”久武 忍(ひさたけ しのぶ)”(CV:成田 凌)にBellの正体が鈴であることがバレてしまいます。
大慌てする鈴でしたが、親友の弘香から「竜に危機が迫っている」と連絡が入ります。
ジャスティンが竜のお城を見つけ、火をつけて竜をあぶり出そうとしていました。
6.竜の正体
鈴はすぐにBellとしてUの世界にダイブして、お城にて竜を探しました。
竜を見つけたBellはすぐに一緒に逃げることを言いましたが、竜は何か別のことで苦しんでいました。
そして竜はBellに「本当のこと言えなくて・・・ごめん」と辛そうな顔で言い、Bellの前から去っていきました。
鈴は竜がUの世界だけでなく、現実の世界でも危機が迫っていることを知りました。
鈴は弘香の協力の元、多くのアカウントの中から現実世界の竜を探し出すことができました。
竜の正体は父親から虐待を受けていた”恵(けい)”という14歳の少年でした。
7.忍の提案
父親からの虐待を見た鈴は、恵にテレビ通話をして助けようとしました。
しかし恵はUの世界のBellには心を開いていましたが、現実の鈴と会うのは初めてであるため信用されませんでした。
さらに恵は多くの人達から助けると言われていましたが、結局助けてくれなかったので他人を信用していませんでした。
恵が信用しているのはBellとUの世界の”天使”である弟の”知(とも)”(CV:石井 百合子)だけでした。
そして恵に通話を切られた鈴は、どうしたら恵に信用してもらうことができるのか悩みました。
その時それを見ていた幼馴染の忍がある提案をします。
それはUの世界でBellの正体を明かし、鈴のままで歌うことです。
8.覚悟を決めた鈴のLIVE
BellのLIVEということで全世界から大勢のファン達が訪れていました。
忍の提案に戸惑う鈴であったが、覚悟を決めてジスティンのアンベイルを自ら受けて現実の鈴の姿になりました。
Bellがいきなり普通の女子高生になったことに、全世界に衝撃が走ります。
鈴は戸惑う大勢のファン達の前で歌い出しました。
鈴は歌の途中で泣き崩れたが、ファン達の後押しもあり今までで1番のLIVEにすることができました。
9.竜を助けにいく鈴
LIVEを見た恵は、信用することを決めて鈴にテレビ通話をかけました。
恵は自宅の住所を鈴に教えようとしますが、勘づかれた父親に通話を切られてしまいます。
住所を聞けなかった鈴でしたが、その場にいた鈴の友達の協力のおかげで住所を特定することができました。
鈴は1人でその住所へ向かいました。
そして鈴は恵と知の兄弟を見つけました。
すると2人の父親が現れ、恵と知を守る鈴を引きはがそうと暴力をしてきました。
鈴は血を流しながらも怯まず、その鈴の姿に父親は怯えて逃げて行きました。
そして恵は鈴の立ち向かう姿を見て、自分もこれから立ち向かっていくことを決めました。
『竜とそばかすの姫』~感想~
先ほどまでは『竜とそばかすの姫』のあらすじ②を紹介しました。
次に『竜とそばかすの姫』の感想を紹介していきます!
この映画の良いところは凄く良いです!
しかし、それだけに悪いところが目立っていると思います。
ではその良いところと悪いところを紹介していきます!
良いところ~最後の鈴のLIVEシーン~
#竜とそばかすの姫 #竜そば
14回目ラスト😭地元の劇場も終了しますので、belleとの最後のお別れをしてきます😭竜そばに出会って、歌に救われた1人のAsとして、最後の合唱で、精一杯心の声で鈴を応援してきます😌
ありがとう竜そば…
さようならUの世界… pic.twitter.com/AbgTsLcBL4— まことや (@makotoyashichi) November 2, 2021
このシーンこそ『竜とそばかすの姫』を代表する1番良いところでした!
鈴は歌っている時に、自分が昔のお母さんと同じ行動をしているのに気づきました。
鈴は「竜を助けたい」という想いで、全世界の人達の前で現実の姿で歌いました。
そして鈴のお母さんは「あの子供を助けたい」という想いで、氾濫した川に飛び込み助けに行きました。
あの時のお母さんの気持ちが分かり、涙を流す鈴に私も涙を流しました・・・
そして泣き崩れた鈴を全世界の人達が後押しするように一緒に歌いました。
鈴の「竜を助けたい」という一途な想いが人々の感情を動かし、1つとなった感動的なシーンでした!
悪いところ①~補足が足らない~
『竜とそばかすの姫』を観て思ったのが、補足が足らないことですね。
ところどころ補足がいるシーンは多くあるのですが、1番補足が必要なのは恵を助けた後です!
恵はこれから立ち向かっていくことを決めていましたが、その後どうなったのかが分かりませんでした。
鈴が助けた後に、恵と知はちゃんと助かったのか凄く気になりますよね。
せめて「あの後、恵君と知君は無事に児童相談所に引き取られていきました」とか台詞だけでも補足を足してくれたら良かったですよね。
悪いところ②~何故鈴1人で助けに行かせたのか~
恵と知の住所が分かり児童相談所に保護してもらおうとしますが、規則で時間がかかると言われ鈴が1人で助けに行きました。
ここで思ったのが何故鈴1人で助けに行かせたのかです。
結果的には鈴の血を流しても立ち向かう姿勢と目に、父親が怖気ついて逃げていき助けることができました。
しかし、恵と知の父親はどう見ても力が強そうな男性でした。
そんな男性を普通の女子高生1人が止められる訳ないですよね。
恵と知が信用しているのは鈴だけだから、鈴が1人で行くしかないという展開でした。
ですがせめて鈴が殴られそうなところに、忍が到着して助けに入る展開の方が良かったと思います。
~まとめ~
来週の #竜そば🐉の予告が流れて
嬉しい〜楽しみ💕地上波初・本編ノーカットにワクワク✨#竜とそばかすの姫 #中村佳穂 #佐藤健 pic.twitter.com/zN2fkRRyxr
— momo (@momo19890321) September 16, 2022
ということで今回は竜とそばかすの姫が金ローで地上波初放送!あらすじと見どころ・感想をネタバレあり/なしで紹介しました!
『竜とそばかすの姫』は最後の鈴のLIVEが凄く良い映画です!
この鈴のLIVEを劇場で観れたら大泣きする自信があります!
本記事で紹介した悪いところさえなかったら、絶対に名作になっていたと断言できます!
それだけに本当に惜しい映画です・・・
ですが良い映画であることは私が保証します!
なのでまだ観たことのない皆さんも、是非一緒に金曜ロードショー『竜とそばかすの姫』を観ましょう!
ご愛読ありがとうございました!